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自転車をもっと楽しむブログ

100km以上のロングライドでお尻の痛みを防ぐ方法

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ロングライドを楽しむためにはお尻の痛みと決別する必要があります。
とは言え普通じゃ考えられない距離を走るんです、絶対に痛くならない方法はありません
ただ、工夫することで痛みの発生を遅らせることは可能です。 
今回は僕がいつもやっている対処法を5つ紹介します。  

1.10分毎に1分ダンシング  

ダンシングで痛みを和らげる人は多いと思いますが、僕は必ず10分毎に1分間のダンシングを挟んでいます。痛みだしてからは手遅れなので、走り初めの痛みが無い状態から行うのが肝心です。 
また、走りに夢中で忘れては困るのでガーミンのタイムアラート機能を使ってリマインドしてます。10分毎に電子音と画面表示で教えてくれるので便利です。 

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設定方法は下記のガーミンマニュアルで「タイムアラート」と検索してみてください。 

ガーミンのマニュアルサイトはこちら 
https://www.garmin.co.jp/support-online-manual/ 

2.革サドルを使う 

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サドルが重要なことは誰もが知っています。それが故にサドル沼にハマっている人も多いのではないでしょうか。 
そんな方はぜひ革サドルを試してもらいたいです。僕も以前はフィジークのアリオネやファブリックのスクープを使っていました。100km以内なら特に問題はないのですが、それ以上の距離となるとさすがにしんどい。色々悩んだ末に2020年2月にBROOKSのswallowを購入。その後2020年12月までにローラーや実走で5,000km程度走りました。最高とまでは言いませんが、今までのサドルに比べてお尻は痛くなりません。一足お先にサドル沼の終着点にたどり着きました。 

 

馴染むまで1,000km 

よく言われる馴染むまで痛いというアレですが、僕の場合は馴染むまで1,000km程度走ったと思います。使い始めは流石に硬さを感じましたが徐々に気にならなくなりますし、今ではサドルに跨るとピタッとフィットします。馴染みだしにはローラー台を使うのも有効です。まとまった時間ずっとサドルに座っていられるし痛みが出たら好きな時にやめることもできます。 

参考に約5,000km走ったBROOKSの柔らかさを動画にしてみました。所謂ハンモック的な構造と柔らかさをご覧ください。結構柔らかいでしょ? 


BROOKS swallow 馴染んだ後の柔らかさ

重さは気になりません

革サドルのネガティブな側面として重さもあります。でも実際に走った感覚ではロングライド的な走り方なら影響はありません。そもそも車体+装備+人間で70kg以上もあります。革サドルの500gなんて全体のたった0.7%です。 

swallowなら最近のロードでも違和感なし 

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革サドル、特にBROOKSは代表作B17のようなサイドにも革が張ってあるデザインが印象的です。そのため最近のバイクには似合わないのでは?と考える人も多いでしょう。BROOKSのswallowなら細身でサイドの革もありません。レーシーなシルエットなのでブラックを選べばどんなバイクにも合わせられると思います。 
※写真swallowを取り付けた「最近のロード()」です

 

3.ハンドルで負荷分散できるポジション調整 

ツーリングやロングライド向きだとアップライトなポジション設定が多いと思いますが、その分お尻にかかる負担は増していきます。ロングライドだからこそちょっと深めな前傾姿勢をとりハンドルにも荷重することをお勧めします。アップライトなポジションを維持するなら下ハンを使うのも有効です。 

4.重いギアで低回転のペダリング 

ペダルを踏む力が強いほど反発でお尻が浮き坐骨にかかる圧力が減ります。よく雑誌に書いてある軽いギアでクルクル回すってのは一旦忘れましょう。膝を壊さない程度になるべく重いギアを踏んでいきます。参考に僕のケイデンスはギア比2.7で70〜80rpmです。  

5.レーパンは長時間用パッドを選ぶ 

これは今更言うまでもありませんが、dhbでもカステリでもRaphaでもいいので長時間用のパッドが付いているビブがおすすめです。PBPや600kmブルベに参加されている方のブログも参考になります。彼らは間違いない物しか選びません。

痛みを防いでロングライドをもっと楽しく 

もちろん人それぞれですが、人生の中で長距離ロングライドを走れる機会なんてそう多くはありません。その貴重なライドが素晴らしい経験になるか否か、僕はとても大事なことだと考えます。お尻の痛みを完全に防ぐのは難しいですが、少しでも痛みを緩和してライドをより楽しんでもらえれば嬉しいです。