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ロードバイクレストア記録:4.DIYでスプレー塗装

前回のお話

maogotoh.hatenablog.com

 

ペイントプラン

90年代をイメージして蛍光色を使うことだけ決めていました。
90年代と言えば僕は10代。
はっきり言ってほとんど記憶がないのでピンタレストでイメージを探しつつ自分の感性に響くものにしようと考えました。

メインカラーは蛍光イエローと蛍光ピンク。
可能ならグラデーションで綺麗な色の移り変わりを表現したい。

ロゴの大きさとかいれ方とか、ここでは迷いに迷ってかなりの時間を要しました。

2021年の夏頃に始めた作業は仕事が忙しくなり一時中断。
そのままシクロクロスシーズンに突入してしまい気がつけば2022年に。

結局完成したのが2022年の夏が終わる頃です。

最終的に出来上がったイメージ画像がこちら。

Macでイメージをつくる

Macでイメージをつくる

ロゴ

無地だと寂しいのでトップチューブにはmiyata、ダウンチューブにはALFREXのロゴを塗装で入れることにしました。
塗装以外にもカッティングシートを使ったデカールを検討しましたが、カッティングマシンを借りにコワーキングスペースまで行くのが面倒でやめました。自分でやるにはノウハウもありませんし。あとカッティングシートがクリアに負けて縮むリスクがあったのも理由です。

塗装に使うマスキングはイラストレーターでデータを作成して、ネットで見つけた業者さんに発注しました。

 

そんな感じでペイントプランが完成。
ちょうど仕事の繁忙期も終わったので、シクロクロスシーズンに入る前に塗装することにしました。

 

 

下地作り

フォークの剥離

フォークは購入時に黒で塗装されていたので剥離しました。
剥離剤は使わずに耐水ペーパーで地道に削る作業です。
あまりにも効率が悪いので途中からペーパーの番手を荒くしたら効率が上がりました。

フォークの剥離

フォークの剥離

荒く削り落として、番手を細かくして整える感じです。
まぁ次回やるなら絶対剥離剤を使いますね。

フレームのペーパーがけ

フレームも同様にペーパーをかけました。
ぱっと見無塗装に見えましたがもしかしたらクリアだけ吹かれていたかもしれません。 どうせ表面を荒くしておけば塗装が乗るだろうと、なぜかここでは大胆な判断で作業をすすめてしまいました。
結果的には大丈夫でした。

マスキング

ヘッド周り、フォークエンド、リヤエンド周りなど部分的にマスキングをしました。
ある程度シルバーを残した方が全体が締まると考えたからです。

マスキング

マスキング

マスキングには3Mのマスキングテープを使いデザインナイフで仕上げました。
和紙でできたマスキングテープは想像以上に局面に沿わせやすく作業がしやすかったです。
ここらへんはプラモデルを作っている感覚。

塗装開始

ガレージを簡易塗装ブースに

イクラックと周囲を養生して超簡易的な塗装ブースにしました。
換気のためにシャッターは開けたままでしたが、スプレーの粒子が盛大に舞い上がりこれは大失敗でした。
外の風に注意しながらなるべく粒子を出さないように吹いていきました。

下地剤のミッチャクロン

アルミフレームには専用の下地剤が必要とのこと。
用意したミッチャクロンを全体に吹きました。
透明なのでしっかり吹けたか心配なので何回か重ねて吹きました。

ベースカラーのホワイト

ネオンカラーを綺麗に見せるために最初にホワイトを吹きました。
ミッチャクロンとは違いフレームが白く色づいていくのが分かるので楽しいです。
塗り分けも気にしなくて良い段階なので楽しさ100%で吹きました。

蛍光イエロー

フォーク全体、フレームの前半分に蛍光イエローを吹きます。
中々しっかりとした色にならず相当な回数を吹き重ねました。

蛍光ピンク

フレームの後ろ半分は蛍光ピンクを吹きます。
ここで少しだけ蛍光イエローと重ねることで蛍光オレンジが表現でき、理想的なグラデーションになりました。
ピンクは隠蔽力が強く混色できないと考えていたので嬉しい誤算です。

ロゴのマスキング

塗装が乾燥したらマスキングを貼ります。
フレームの両側面に貼るので位置がズレないように慎重に進めます。 マスキングが貼れたら新聞紙で塗装部以外をマスクします。

ロゴの塗装

ダウンチューブにはピンク、トップチューブのロゴはホワイトを吹きます。



ホワイトは隠蔽力が高く軽く吹くだけでも下地の蛍光色が消えました。
ただ念を押しすぎて吹きすぎてしまいました。
そのせいで乾燥に時間がかかってしまい、マスキングを剥がす際に塗料の一部が一緒に剥がれてしまいました。
まぁこれも味です!

ウレタンクリア

全体を乾燥させたら表現保護と艶出しのためにウレタンクリアを吹きます。
ネットの情報から皮膜が強いという2液タイプを選びました。
ここでも若干失敗し、ビビって薄く塗り重ねようとしてしまいました。
ややゆっくり目に手を移動させて厚く塗るのが正解だったようです。
ウレタンクリアは乾燥後の重ね塗りができるか確信が持てなかったので、やや心配ですが今回はこれでクリア完了としました。
全体を乾燥させた後に、目の細かい耐水ペーパーで研ぎ出しを行い艶を出しました。
思ったよりも皮膜は薄くなく下の塗装がでてくることもありませんでした。

 

ガラスコート

クリアで思い切り研ぎ出しができなかったので艶出しの意味でガラスコートも追加しました。
amazonで見つけた安いDIY用のものですが効果はありました。
クリアよりも艶が出て表面がキュキュっとなります。

 

 

塗装完了

着彩は1日で済ませて、クリア、ガラスコートは数日かけて施工しました。
ガレージはスプレーの粉末だらけで掃除が大変でした。
zwift部屋も兼ねているので養生はもっとしっかりやっておくべきだった、、、
あと塗装後数日はシンナーくさかったです。

いろいろ失敗はあったけど楽しかった

ネットの知識だけでここまでできるんだというのが正直な感想。
2回目は絶対もっと上手くできる自信はありますが苦労も知ってしまったので次回は素直に業者さんにお願いしようと思います。
プロの技術を使って数万円で塗装してくれるなんて安いですよ。
今回はDIY塗装を通じて技術料というものも身を持って知ることができました。

いよいよ組み立て?

塗装が終わったら組み立てです、、、

が!

気に入らない部品を手に入れるために再度メルカリの海へ向かうのでした、、、

 

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